カレーは1日にして成らず。
2022.11.15こんにちは あるいは こんばんは
とっとり匠の杜工房 製造課の中川です。
製造課に配属して、はや10ヶ月、学ぶことが沢山あり、日々精進です。
人生初ブログとのことで、悩んだのですが、スパイスカレーについて書きたいと思います。
最近は事あるごとにカレー作りに専念しており、3食カレーなんて日も。鍋で作るとたくさん出来ますからね…
驚きなのは飽きないんですよ、メインを、ベースを、スパイスを、それぞれ変える事で、全く違う料理になるんです。
ポイントは飲食店で出すような濃厚でパンチのある味にしないこと。たまには良いですけど毎回食べるならね…
少しずつ集めたスパイスたちです↓
まだ増える予定なので棚を増築せねば。
スパイスカレーとはいったいなんなのか?
古くはインドで食べられる郷土料理が発祥とされていますが、スパイスカレーは大阪からブームを引きを起こしたと言われていて、
スープカレーやドライカレーとは異なる日本文化、なのかもしれません。
ルウカレー、いわゆるおうちカレーとの明確な違いは、ルウを使わずスパイスから作ると言う点でしょうか。
スパイスには色味や辛味など様々な作用も期待できますが、基本はやはり「香り」
口の中で香りがどのように広がるかがスパイスカレーの醍醐味の一つですよね。
私の愛読書、水野仁輔氏の本を参考にすると、香りは、はじめの香り、中心の香り、仕上げの香りの3段階を作り、
これを理解することがスパイスカレー作りの第一歩と言うこと、かもしれません。
使うスパイスも、ホールかパウダーかフレッシュか、焙煎するか(温度の違い)、漬け込むか(酒や酢など)、
加熱方法は(炒、煮、蒸、焼など)、その他(熟成、圧力、煎じる)などなど、やれることは多種多様。
まだまだビギナーなもので、美味しければ全部正解!と言うことにしておきましょう。
香り成分がどのように口に広がるかは、調理科学の分野ですね!
その辺は勉強中ですが、ここを語り出すと止まらなくなるので、またの機会に。
毎日の食事が趣味であり、勉強であり、実験であり、
ローマ帝国が長い年月を経て完成したように、カレー作りも短期間では大成しないということ、なのかもしれません。
余談ですが、フレッシュハーブを使いたくてローズマリーやタイムなど色々育て始めました。
ミントやバジルは本当に雑草ですごい生命力。部屋の片隅が植木鉢で埋め尽くされています。
(今はレモングラスが欲しいので、ホームセンター等で苗を見かけたら教えて下さい笑)
スパイスはカレー以外にも様々な料理に使えるので、お勧めですよ!
次回はロジスティックの森岡さんです。
よろしくお願いします。