【鳥取梨シーズンスタート】
2019.08.268月に入ると、我々の暮らす鳥取秋の味覚、梨シーズンがスタートします。
150年の歴史を持つ、鳥取二十世紀梨は、我々鳥取県民にとっても、大きな誇りであると同時に、これを食すことによって秋の到来を感じる事が出来る、鳥取秋味覚の王様と呼べる果実です。
弊社も約70年間、その資材関係を含めてのサポートをさせていただいております。
そして最近では品種も多様化し、ここ近年大きく収穫量を増やしている代表格が赤梨「新甘泉(しんかんせん)」。以前は希少価値が高く、大都市に出荷させることが多かったため、なかなか地元に出回ることが少なかった梨でしたが、ここ近年は生産者さんも飛躍的に増え、この時期になると地元の小売店でも見かけるようになりました。
肝心の味の方ですが、とにかく本当に甘い!かはいってみずみずしく水分値が高いので、のどを通った後もすっきりしていて、ついつい食べ過ぎてしまう程、美味しい梨です。サイズも大きく見た目も高級感に溢れており、ギフト等では最適でしょうね。
個人的には、鳥取生まれ鳥取育ちなので、二十世紀梨に食べ慣れており、まだまだ王様の座は譲ってほしくないと思いつつ、確かにこれは高値で売れるわって感心してしまう程、この新甘泉は美味しいですね。
学生として東京に上京した十代の頃、出会う人に私が鳥取出身だというと、
「鳥取の二十世紀梨って、ほんと美味しいよね!」
っと、沢山の方々に言われ、それが私を笑顔にし、そして鳥取出身であることの誇りをより強めてくれました。鳥取の秋の味覚の王様である、鳥取の梨。より大きく発展して欲しいのは当然のことですが、まだまだ二十世紀梨にも頑張って欲しいですね。
濃厚な甘さの代表格である、鳥取の赤梨新甘泉。そして爽やかですっきりした甘さの鳥取の青梨二十世紀梨。共に食すからこそ分かる、両方の美味しさ。皆さんも是非、二つ並べて御賞味してみて下さい。
鳥取の秋の味覚の王様、そして鳥取梨の温故知新を感じる事が出来ますよ!!
【さらば 空飛ぶ馬】
2019.07.307月30日早朝、日本近代競馬の結晶と呼ばれた名馬、ディープインパクトが17歳の若さで急死した。
このディープインパクトという馬は、2000年代中盤に史上最強馬とも日本近代競馬の結晶ともよばれた、まさに完全無欠の競走馬であった。
日本の歴史的アイドルホースといえば、往年のハイセイコー、オグリキャップ、トウカイテイオーがあがってくるはずだが、ハイセイコーやオグリは地方からきた三流血統が一流エリートをなぎ倒す物語が人気を博し、またオグリやテイオーは挫折を繰り返しながらも復活する姿に人々は心を奪われた。
要するに日本人は競馬に自分を重ね合わせ、応援するという要素が強くある。
しかしこのディープインパクトは超一流血統に、超一流厩舎とトレーナー、そして全盛期の武豊を背に走る、まさにエリート中のエリート。古くは「巨人・大鵬・卵焼き」のような存在なのに、絶大な人気を持っていた。
1.1倍オッズのデビュー戦から話題性十分。あの百戦錬磨の武豊をもってして「飛ぶような走り」と表現したことから、誰しも三冠を確信し、事実圧倒的な強さで無敗の三冠達成。
日本中の競馬ファン全てが、現時点で世界No.1ホースを確信し、日本競馬界究極の悲願である、世界最高峰であるフランス凱旋門賞制覇を現実としてくれるスーパーホースが現れたと狂喜乱舞した。
その凱旋門賞は、消化不良の結果となるが、帰国後JCを挟んでの、ラストラン有馬記念。第三コーナーからとんでもないまくりを見せ、最後の直線で三宅アナの
「間違いなく飛んだ!間違いなく飛んだ!ディープインパクト、どうだ、最後の衝撃だ!」
名実況が印象的である。後日彼は、見えないはずの翼が見えたと回顧している。
競馬はブラッドスポーツであると言われる。ディープ亡き後も、後継種牡馬が豊富であり、その血は脈々と日本競馬界に受け継がれるであろう。しかしあれほど世界を感じさせてくれるほどの名馬が現れるのかと思う程、確実に世界の頂を見せてもらった名馬。
あのJRAが凱旋門賞に挑むディープの為に作った当時のCMに感動したことをふっと思い出し、YouTubeで探してみた。あった!見つけた!!
13年前だが、やはり当時のワクワクとした興奮がよみがえる。私だけではなく、日本中の競馬ファンが、JRAまでが世界を獲れる最大かつ最高のチャンスと思ったのであろうCM。
「世界のディープを見逃すな!!」
私の人生最高のCM作品の一つである。何度見てもたまらない。感動と興奮をありがとう、ディープ!さらば 空飛ぶ馬!!
合掌。
【リーダーシップ研修】
2019.07.19先日、長年お世話になっておりますコンサルタントの先生より、川口グループメンバーにたいして「リーダーシップ研修」をおこなっていただきました。
この方は2012年より特に弊社の製造部門でお世話になっており、簡単な言葉レベルで表現できないくらい、弊社にとって唯一無二の大きな大きな存在の方です。
実際、弊社の製造部門はこの方のサポートのお陰で、より強固な基盤を作っていただいたと言っても過言ではないほどの大恩人です。要するにここ数年の川口グループを語るに必要不可欠でかつ人間的にも心から尊敬出来る素晴らしい方です。
通常は上記の通り、弊社製造部門のKAIZEN活動に御協力いただいてましたが、この新年度を迎えた際に、通常コンサルテーションにプラス、弊社メンバーに対してのリーダーシップ研修を追加依頼しました。
当然のことながら企業とは人が全てです。そして同時に企業組織とはリーダーで決まるというのが私の経営哲学でもあります。企業を伸ばすためには、当然人を大切にする。そのためにはリーダーをしっかり育成することが、人を大切にする企業カルチャーに必ずや繋がるはずです。
日本企業は、「モノ」や「機械」に投資することは当然の理解として持っていますが、「ヒト」に投資するという文化というか考え方が今までは薄かったように感じます。
海外ビジネスでは、この「ヒト」に投資するということは全ての基本であると考えられています。これは従業員を大切にするということとは、また少し違います。企業がお金をかけて機械をレベルアップさせるように、ヒトにもお金をかけて人財能力をレベルアップさせるというコンセプトです。
以前よりこのコンサルタントの先生からお話を伺うながら、この方がモノづくりのエキスパートなだけではないことは重々理解しているつもりでしたし、その発想力と洞察力等は極めて高く、同時に日本企業的ではない部分もお持ちであると感じていました。そして企業とは人であるという考え方も、私が求める姿に近い感性を一方的に感じていたため、今回の依頼となりました。
結果は、、、大正解でしたね!内容等は、当然その方の企業秘密なのでここで申し上げることは出来ませんが、まさに私が求めているものでした。何より参加者全員のイキイキしているその笑顔が、全てを物語っていましたね。
その内容は、この鳥取で生まれ育った弊社メンバーの彼らにとって、おそらく初めての研修経験であったと思います。半日のリーダーシップ研修終了後、希望者のみで食事会を行いましたが、やっぱりというか大いに盛り上がりました。皆興奮冷めあがらないというか、今日実際やったアクティビティーで、出来たこと出来なかったことの意見を各々でぶつけ合いながらの食事会。まあ、盛り上がらないわけがありませんよね。
内容をここで言えないのが、本当に残念なくらい、濃く楽しい時間でした。
参加メンバー全員がきっと何かを感じてくれたはずですし、それは日常に活かしてくれたらと心から思います。これは仕事だけではなく、きっと各々の人間力を高めてくれる研修でもあったはずです。
私はオブザーバーという形での参加でしたが、横で見ていてとにかく楽しい一日でした。参加メンバーの普段見れない姿、そして私が知らない姿を垣間見れたことが大きな収穫でしたね。驚いたのは、普段見せない意外なリーダーシップを発揮するメンバーも結構いたことです。やはり人のポテンシャルは無限大だということでしょう。
いつもながら、このコンサルタントの先生の引き出しの多さや深さには、ただただ脱帽です。今まで人生の色々な場面で、私なんか、ひっくり返っても勝てない優秀な方々に出会ってきましたが、この方もまさにです。接する時間分、自分にとって勉強になり成長させて下さる凄い方で、正直尊敬していますというのもおこがましいレベル・・・。
これ程の御方と7年間もお付き合いさせて頂いているこの現実に、本当に心から感謝です。弊社メンバーの普段見せないほどの笑顔を見ながら、その感謝の思いが一層強くなった、そんな一日でした。
きっとこの一日で、皆も会社もそして私も、一段レベルアップしたはずでしょう。心からありがとうございます!