【Best Season for ベリーバード】
2023.01.30先週のことですが、お世話になっているクライアントさんが来鳥され、鳥取空港に降り立った直後にその足で、弊社の「鳥取砂丘フルーツパーク」のいちご狩りに10分間ほどですが、立ち寄っていただきました。
その方々の食べた直後のリアクションは、そりゃもうこちらが嬉しくなるほどの笑顔が弾けてましたが、それでも我々のベリーバード(いちご)のクオリティには圧倒的な自信を持っているので、まあ想定の範疇というとおこがましいですが、正直まあそれに近い感覚でした(笑)
それでもちょっと気になったので、一つだけつまみ食いをしてみると・・・、
「あれ?想像以上だこれ。いやこれは圧倒的に美味い!!」
我ながら衝撃的美味さでビビったというのが正直な感想。ある程度食べ慣れているはずなのに、こちらが驚くまでに美味い!!
確かにいちごとは、1月末~2月半ばくらいまでのひと月が一番美味しい時期です。しかしその時期としても、ちょっと衝撃的に美味いんです。私の語彙力の無さから伝わらないのが申し訳ない程です。
ふと我に返って、ここまでを振り返ってみると、鳥取砂丘フルーツパークの場長である奥田さんを中心に、よくぞここまで辿り着いたもんだと、いちごの美味しさと共に少し感傷的になりました。山あり谷あり、紆余曲折ありながら、こういったレベルのいちごをつくりあげたという現実は、まさに彼らのプロフェッショナリズムの結晶であり、心から感謝と称賛を届けたいですね。
スタートしてもう5年の月日が経過しているこのプロジェクト。彼らがつくりあげたこの味と、彼らの情熱は間違いなく日本一であると誇らしく感じずにはいられませんね。
濃厚ないちごらしい風味豊かな甘みと、それを引き立てる絶妙な酸味との奇跡的なバランスのハーモニーを奏でる、このベリーバード。味わいながら、色々な感情と思いにふけってしまいました。
【川口グループ 2023年の方向性】
2023.01.05年頭御挨拶致しましたが、川口グループ本年の基本施策を申し上げます。
【2023年の方向性 / スローガン:MY PURPOSE / OUR PURPOSE】
<リージョナルセールス> New Projectとして進めている、「山根肥料プロジェクト」「田渕農業施設プロジェクト」が、リージョナルセールスの未来を創り上げることに大いに期待しています。そして農業法人リバードフィールド㈱と連携し、「地域社会に根ざした地域農業」を実現を目指すこと。どこよりも長い歴史を持つリージョナルセールスだからこそ、新たな歴史を創る地域社会(リージョナル)に貢献する事業部となることが地域の発展に繋がるでしょう。
<ペットライフセールス> 『愛する家族に いいモノを。地球の仲間に いいコトを。』 この1月スタートとなる動物病院専売品の発売により、新たなマーケティング戦略の成否を決めるでしょうが、キーワードは「PB」「NB」を含めた、販売チャネル戦略です。量販店・専門店・動物病院、それぞれにマッチしたアプローチをするために、常に原点であるSTP分析が重要になります。我々の各プロダクトの特性を熟知することがプロダクトアウトとなり、更なるマーケット認知に繋がるでしょう。
<バッテリープラント> おそらく2023年も様々な外部要因に状況左右されるはずですが、コントロール出来ないことと戦う先には「言い訳」という結果しか待っていません。その逆風を突破するのは、我々がいかに内部要因を強化し、それを強みとすることです。バッテリープラントの最大の強みは昔も今もスクラップ&ビルドしながらのKAIZEN活動であり、モノ創りは我々のコアビジネスです。例年以上にここを前向きに行うことが、バッテリープラントの未来を創るということでしょう。
<とっとり匠の杜工房> 新工場稼働も3年目になり、ようやく本格的ファクトリーとなりつつあります。我々が推し進める戦略が拡大していけば、実用効率化の数的立証が見えてくるはずです。FSSC22000認証工場として、誇りある品質管理が実行できればR&Dと共に更に新しい世界も目指していけるはずです。そしてロジスティックス含めて、ロジカルな考え方を具現化する川口グループの中心事業部に成長することを希望します。
<リバードメキシコプラント> 新型コロナウイルスパンデミックもひと段落し、攻めのオペレーションが出来る環境になってきました。スーパーバイザーレベルも、フレッシュで前向きな人財が育ってきており、メキシコ式・アメリカ式・日本式が融合した、新たな化学反応を起こしたファクトリー誕生への大きなポテンシャルを感じています。本年こそは北米・欧米向けへのペットフード輸出がスタート出来れば、更なる躍進が見えてきます。
<農業法人 リバードフィールド> 『新たなトキを創る場所』 農業法人リバードフィールドが運営する鳥取砂丘フルーツパークとフードトラックTLP、そしてNew Project鳥取砂丘ライフテックパークとの連携で、新たなKGP世界観がうみだされる。更に外部異業種とのコラボプロジェクトもいよいよ始動開始。唯一無二かつグループ各ディビジョンの強みがどういう形で具現化されるのか、誰よりも私自身が楽しみにしています。
上記が2023年川口グループの基本方針です。
そして2022年4月発表した、2022年度 川口グループ スローガンは、「MY PURPOSE / OUR PURPOSE(社会における存在意義)」ですが、ビジネスにおける「パーパス」に関して、私の考え方としては次のとおりです。
【1】 会社は、何のために存在するのか?
【2】 あなたは、なぜそこで働くのか?
生活の為・お金の為・家族の為、という理由は誰しも思い浮かぶでしょうが、今回はそれ以外の、「なぜ?」 を考えてみて下さい。おそらく、社会人人生で、誰しも一度は考えたことのある永遠のテーマであり、今も昔もそれを探し求めてきたけど、未だ明確な答えを見つけていないかも。答えとは自分の中で何かを定義をすることだろうが、それが何か分からない
それは何故か?
おそらくその理由は、自分の中に明確な 「パーパス」 の定義がないからでしょう。
まずそもそもビジネスにおけるパーパスとは何か?
① 企業としての 「社会における存在意義」 「社会的存在価値」
② 一度策定したら基本的に普遍的である
③ サステナブル(持続可能)な成長には、パーパスこそが原動力となる
ではなぜパーパスが必要なのか??
時代背景 ① 社会的意義が重視される風潮
– CSR(ボランティア中心)時代から、SDGs & ESG(環境・社会・ガバナンス)時代へ
– ミレニアム世代・Z世代は、マネー・地位・名誉重視ではなく社会的意義を重視する
時代背景 ② VUCAの時代の到来
– 「VUCA」 とは社会orビジネスにおいて、不確実性で将来の予測が困難な時代状況
– 変化に対応した新プロジェクトが増える中で、「意義(Why)」を明確に示すことが重要
時代背景 ③ 戦略・組織の多様化
– 多彩な価値観や発想を活かす「ダイバーシティー」社会の実現の為
– 多様化した価値観や判断軸を自然に共有する為の、ベクトル指針の役目を担う
2023年となり、誰しも更なる激動の時代を感じるでしょう。コロナ禍・ロシアのウクライナ侵攻・円安&物価上昇。ビジネスや経済の世界は私には関係ないとは誰も言えない時代になってきました。全ては一人一人の個人に繋がってくるのが現代のビジネスフィールドであり、そのビジネス自体が多様性を持ち、先行きが読めなくなっているはずです。
だからこそ、「社会的意義」が必要となっていく時代となってきたわけです。それは「企業価値を上げる為」とも言われています。ではそれは何故か?すべては、企業にとって最も大切である「人財」と為であるということが、パーパスに対する最も本質的な意味・意義・価値であると捉えています。
その我々にとって最も大切な「人財」である皆さんが、明確な「MY PURPOSE」を設定し、そして「OUR PURPOSE」を理解し実行することが、「すべての生命へ幸福と感動を届ける」に繋がると信じています。全ては企業の為ではなく、皆さん自身の為に、皆さん自身が設定し、皆さん自身が幸せになる為に、この「OUR PURPOSE」は重要なキーワードになると信じています。
本年の変わりませずご愛顧賜りますよう、何卒宜しくお願い申し上げます。
【2023年 年頭あいさつ】
2023.01.01令和5年の新春を迎え、謹んでお慶び申し上げます。皆様には旧年中、多大なる御愛顧を賜り、弊社全社員一同心より感謝致しております。
昨年を振り返ると、三年目となる新型コロナパンデミックを経て、人々や企業、そして社会全体も新たなる価値観を考えさせられる一年でもありました。御陰様でこの環境下、本年創業75周年を迎える我々は、この時代だからこそ「川口グループ パーパス(社会的存在意義)」を以下のように定義し、全社員と共有しております。
『川口グループ パーパス: モノ創りの力で鳥取の潜在価値を解き放ち、すべての生命へ幸福と感動を届ける』
この我々のパーパスの意味とは次の通りとなります。
「モノ創りの力で」
⇒ グループコアビジネス(我々の最大の強み)
「鳥取の潜在価値を解き放ち」
⇒ グループイノベーション(新たな鳥取価値創造&発信)
「すべての生命(いのち)へ」
⇒ グループステークホルダー (家族・仲間・命・自然・地球)
「幸福と感動を届ける」
⇒ グループレスポンシビリティ(実行すべき社会的責任)
我々は、未来型価値観を共有出来るダイバーシティー社会の実現の為、地域社会における当社の社会的存在意義を追求し、全てのステークホルダーと川口グループパーパス共有を目指します。本年も相変わりませず御愛顧賜りますよう、何卒宜しくお願い申し上げます。
2023年1月1日
リバードコーポレーション㈱
代表取締役社長 / CEO 川口大輔