【RIVERD USA INC 始動!】
2016.09.079月7日(水) 川口グループ新設会社 RIVERD USA INC がアメリカ合衆国カリフォルニア州サンディエゴにて設立し始動致しました。設立目的は基本2つ。
1. 弊社電子部品製造を北米にて生産
2. 弊社ペットフード製品の北米にて販売
我々はこの春先から動き始めて無事に会社登記完了し、本日9月7日より新メンバーと共にオペレーションスタートしました。そして前KBC工場長山田さん自身にこの9月よりこちらに赴任してもらい立ち上げ始動中です。
実は全くの偶然なんですがこのサンディエゴという街は、私自身が2000年~2004年まで暮らしていた心の底から大好きな街なんです。今回その頃からお世話になっていた友人のサポートや紹介のお蔭で、山田さんの両脇を固める二人の強力な仲間も無事にスタートしました。
アメリカ人のRachelと、メキシコ人のSalvadorです。レイチェルもサルバドールも日本に住んでいたこともあり、更にアメリカ・メキシコの日系企業で働いた経験もある為、日本語はペラペラ。本当に驚くほど上手で、更にはなんとレイチェルもサルバドールもスペイン語が完璧なので言語に困ることはまずなさそうです。クライアントとの会議では日本語・英語・スペイン語が入り乱れて凄まじいことになりますが、それはそれでインターナショナルな雰囲気で刺激的です(笑)
こちらでの数日間で、日本人を含めた何名かのお客さんとお逢いしましたが、全ての方々が「よくこんな優秀な方々を見つけましたね。うちに欲しいですよ(笑)」と口を揃えて言っていただけるのが、私としては一番嬉しいですね。本当に冗談ではなく、異国の地で素晴らしいメンバーに恵まれました。いつも以上に感謝の一言です。
この日の夜は仕事終了後、Salvadorに近所で有名なTacos屋さんに連れて行ってもらい、テイクアウトしたTacos等のメキシカンフードとビールでささやかながら山田さんと「Salud!(スペイン語で乾杯)」。1か月後の工場稼働開始に向けて、そして年末の本稼働に向けて気持ちも高ぶります。
さあこれでやっとスタートラインに立つことが出来ました。当然のことながら本当の戦いはこれからです。しかしながら、山田さんRachelとSalvadorが中心に他のメンバーと打ち合わせをしている姿を見ながら、これから起きるであろう新しい出来事と新しいチャレンジと新しいワールドに、抑えられない程のワクワク感が私の気持ちを揺さぶります。
世界は違えど、日本人メジャーリーガーが北米という最高の舞台に移動し戦いを挑むのと気持ちは同じです。我々が日本最小の都道府県である鳥取で68年間培ってきたモノ創りと我々の最も強みである「ヒト」と共に北米というマーケットに大きな勝負に挑みます。
鳥取から世界へ・・・。ロマンなんかこれっぽっちも求めてません。鳥取県民と鳥取企業が世界で通用することを証明する為に、そして鳥取製品が北米マーケットに大きなインパクトとイノベーションを与えるその日の為に我々はここに来ました。当然の如く、夢を見に来たのではなく結果を掴みにここまでやってきたので、後は実現するだけです!
【鳥取秋の味覚の王様「梨」シーズン到来】
2016.09.028月お盆明けから本格的な、鳥取秋の味覚の王様「梨」シーズンが到来しました。全国的に鳥取と言えばこれ!というくらいの知名度と歴史を誇る「二十世紀梨」や、時代を担う鳥取県限定品種「新甘泉(しんかんせん)」を含む多品種の収穫活動が県内どの地域でもまさにピークを迎えています。
リバードコーポレーションのメンバーもこの時期は早朝から夜遅くまで弊社農業資材を販売し配送する毎日です。当然のことながら出張から戻ってきた私も可能な日はチームメンバーと一緒になってまさに東奔西走です。
今日も朝5時起床、6時前には出発し米子方面に向かいます。丁度日本時間の6時15分からアメリカサイドの弁護士と電話ミーティング(当然Bluetoothにて)が1時間ほど予定されてたので、ミーティング終了と同時に東郷選果場到着。
この時期は大体6時前後から活動しているリバードコーポレーション中部営業所メンバーと合流。この東郷地区というのは古くから二十世紀梨のメッカとも呼ばれる地区で、ブランドと呼ばれているくらいの美味しい二十世紀が作られています。
その後倉吉選果場、琴浦選果場、大山選果場や各JA本所等を回りながら、途中リバードコーポレーション各営業所に差し入れを持ち込み激励訪問し、最後の選果場訪問が終わった際には外は真っ暗。まさに日の出から日の入りまで色々な方とお逢いするわけですが、特に生産者の方々の中にはこの時期にしかお逢い出来ないような方々もいらっしゃって、そういう意味でもこの挨拶回りは私にとって大きな楽しみでもあります。
ちなみに今年の梨は例年以上に天候に恵まれ、糖度・サイズ共にかなりの出来栄えです。週明けの台風だけが心配ですが・・・。
我が川口グループは戦後まもなく川口義治商店という名前で創業したというのが全てのスタートで、そのスタートとは二十世紀梨の資材販売が中心であったようです。その後鳥取県二十世紀梨が大きく躍進するのと同時に弊社も業績を伸ばすことが出来たとのこと。要するに二十世紀梨が無くして、我々の今日の姿はありえないということです。
川口グループの全ての原点は「梨」である。今も昔もそしてこれからも、「梨」に対する感謝の気持ちだけは忘れないでいたい、そんな企業であり続けねばと毎年この時期になると強く思います。
【久々のバングラデシュ】
2016.08.317月の悲しい事件の後、少し間が空いてましたが久しぶりにバングラデシュを訪れました。
どうしても訪問しないといけない仕事があり、当然ながら滞在中は厳戒態勢の中でした。しかしバングラデシュは以前と何も変化のない様子。皆日常の中、いつも通りの生活をしているようです。私はというとさすがにこういう時期なので空港から仕事場やクライアントまでは車から一歩も出ず、滞在ホテルも軍に守られているというホテルでしたので、別段変なこともなく帰国出来ました。
以前もこのブログに書きましたがバングラデシュという国は非常に親日国であり、今でも日本人だというと喜んでくる人が沢山いる基本的には非常に温かい人柄の方々が大半です。例えばミネラルウォーターには、サムライのラベルがあり商品名は「サムライウォーター」。しかしMade In Bangladeshなんです・・・。要するにそれだけ日本製に対する信頼性や安心があるということなんでしょう。
しかしまあ現実はまだまだ超発展途上国ですから、写真のとおり数十年前の日本の風景以上のインパクトはあります。
今回も帰国の際、空港カウンターにてなんと私のフライトチケットが正しく購入されてないということで席が確保出来ていないとのこと・・・。出国まで1時間半前でなんということを。急遽カウンターを離れ、別部屋で再手続をし何とか購入出来たかと思うと、今回は出国検査で大行列・・・。あちら系の服装ばかりの中に、ぽつんと立っている私をイミグレスタッフが声をかけてくれ何とか特別室へ。これはやはり日本人であるという役得かも。しかし安心したのも束の間、今後はコンピューターのシステム誤作動で出国手続きが出来ないとのこと・・・。
ちなみにその日は、バングラデシュにて過去の戦争の戦犯裁判の最終日。その判決が11時AMに出るので、たぶん国がストライキに入るだろうとのこと。私のフライトは10時35分AM。何がなんでも出国したいと別室で大暴れして、何とか手続きを完了。見てて怪しい感じだったが、次回の入国は大丈夫なんだろうか・・・。こういう時は英語でコミュニケーション出来ることが何よりも有難いが、結果いつも半ば言い合い・・・。
それでも基本的にいい人たちなので、何とか皆で一生懸命私の為にやってくれている姿を見てこの国にいらいらしながらも愛着がわいている自分もいる。南国気質だからか、皆笑顔で基本明るく無邪気である。そして何より皆、前を上を向いて歩いている。発展を信じているんだろう。そのパワフルさは本当に尊敬するくらい力強いものがある。まぁ、人にもよりますが・・・。
本当に色々なことがあるし、想像を絶する出来事ばかり起きる国です。しかしながら毎回離陸時のフライトの窓からバングラデシュの街並みを見ながら、私はこの国に魅せられている部分もあるんだなと強く感じる。我々もこの国と繋がりを持ち続け、この国の発展に少しでも寄与出来ればと心から思いながらバンコクへ向かいます。